タロット【女教皇】相手の気持ちでの意味は？正位置/逆位置や状況別

正位置の場合
10代の頃ですと、まだ1歳の差は大きく感じられることもありますね。お相手は、一つ年下のあなたをまだ恋愛経験の少ない、少女のように感じているようです。彼はあなたとの会話の中で、自分に憧れているのだな、という風にはわかってくれているのですが、まだ恋に恋しているように思われたのでしょう。
あなたの言動の中にも、まだ恋愛に対してウブな印象があり、どこか女性としてお付き合いする、というよりも、妹のように感じてしまったのですね。そうしたお気持ちを一言で表した際に、「年下だから」という表現になってしまったのでしょう。
恋愛対象として見てもらうには、彼が考えているよりも、大人びた精神性を持っていることを彼にアピールするのが良いでしょう。彼はあなたが自分自身を理想化して見ている・少しでもその理想と違う点を見つけると幻滅してしまうような視野の狭さがあるのでは、と懸念しています。
ならば、これを覆せば良いのですから、まずはお友達の関係からスタートして、彼が悩んでいることや気がかりなことを聞いてあげたり、彼の欠点と思える部分に理解を示すなど、あなたの包容力が伝わるように、コミュニケーションを繋いでいきましょう。あなたは、大変聡明な方のはずです。彼の気持ちへの理解力が高く、精神的な余裕があるという姿を見せていくことで、彼の気持ちを動かしていけるでしょう。

逆位置の場合
お相手にとって、あなたは少し精神的に不安定な方だと感じているようです。彼の前で、ちょっとしたことで気持ちが揺れてイライラしてしまったり、「どうしよう」と不安そうにされていたり、わずかな違いを「ありえない」と判断してしまった、ということはありませんでしたか？彼としては「何事にもきっちりし過ぎている、一緒にいてもリラックスできない」と感じてしまったようです。
あなたとしては、大好きな彼の前ですから、緊張して、ドギマギしてしまっただけなのでしょう。しかし彼の目には、あなたの言動が「心に余裕がなく、潔癖すぎる」と映ってしまい、一緒にいることにストレスを感じる相手だと思い込んでしまったようです。
また、彼の中で「年下の女性とはこんな人」という偏見がありそうです。そんな独断的な偏見の目であなたを見ているがために、あなたの良さに注目するより欠点に目がいってしまい、結果、「年下だから」という理由で恋愛対象から外してしまったのでしょう。
アドバイスとしては、彼は彼で年下の女性と関わることに慣れていないのだと、まず理解してあげましょう。そして、年下、年上関わりなく、人間として・異性として、相手に心を開けるかどうかという点が、お付き合いに発展するポイントになるのだ、と気づかせていくのです。加えて、あなたがちょっとしたことでは動揺しない、感情のコントロールができるところもアピールし、彼の思い込みを外していくように工夫していきましょう。

正位置の場合
仲良くしてくれている方と、思うような交友関係が築けないと感じる時、本当にお辛いですよね。ご友人があなたのことをどう思っていらっしゃるかについてですが、お相手はあなたを「とても繊細で傷つきやすいハートの持ち主」だと感じています。加えて、あなたにはこうありたい・こうすべきというような理想の高さがあり、そうした自分の理想から外れてしまう出来事があると、うまくその状況に対処できずに心を閉ざしてしまうことが多い、きっちりしすぎてしまっている、とも思われているようです。
お相手は、あなたのそんな性質も受け入れてくれているはずです。時にはそうしたあなたの潔癖さや余裕のなさに、敏感すぎて柔軟性がない、真面目すぎると感じることもあるようですが、どちらかというと、そんなあなたを「細やかな点まで気付ける方で洞察力が深い、直感力やインスピレーションが豊かな方」だと好意的にみているはずです。
もしかしたらあなたが、あなた自身への期待が高すぎて、ちょっとしたお相手の反応にも、もっと良い言動の取り方があったはずだ、とご自身を責めすぎているのではないでしょうか。もっとお相手の心に飛び込んで、甘えたり頼ったりされてみてください。一番あなたを傷つけているのは、あなた自身かもしれません。

逆位置の場合
日記を書きながら、涙が溢れてしまったのですね。込み上げてくるお辛さを受け止めながら、ご相談されるという一歩を踏み出されたこと、素晴らしいです。実は、今のあなたには「ご自身の未熟さや視野の狭さなどの欠点を受け入れ、過去のご自身を卒業する」ということが大切だと、女教皇の逆位置は伝えてくれているのです。
「あなたは人間関係を上手に構築する、ということに、ご自身なりの完璧な理想像がある。そのイメージから外れてしまうと、精神的に不安定になってしまい、相手へもイライラをぶつけてしまったり、相手の言動に批判的になってしまう傾向がある」そんな風に、ご友人はあなたを思っています。残念ながら、今の段階では、ご友人からはすぐにヒステリックになる人、融通がきかない人だと思われているのですね。
あなたがこうした言動に出てしまう要因としては、細やかなところに気づきすぎるという点がまず挙げられますが、それよりももっと深い原因として、「他人を信じきれない」という、あなたの他人に対する不信感が大きいのではと思われます。仲良くしてくれているご友人に対しても、自分を裏切るのではないか、本当は嫌っているのではないかと、常にご不安な気持ちが絶えないのではないでしょうか。
こうした理由なき疑念・不安を乗り越え、ご自身の欠点を受け入れていく第一歩には、自己信頼が必要です。あなた自身が、まず自分自身を受け入れていくこと、自分やお相手のネガティブな側面にも、人間味を感じていけるような精神性へ成長していくことが大切です。今こそ、古いご自身を卒業するタイミングです。頑張ってくださいね。

正位置の場合
彼はあなたとのご関係は、仲の良い友人どまりには思っていなかったかもしれません。彼は、“あなたは人と一定の距離感を保つ人、プラトニックな愛情表現をする人“と考えており、自分と仲良くしてくれているのだから、すでに個人的な恋愛感情は芽生えているはずと思い込んでいたのでしょう。彼にとってあなたは、聡明でロマンティックな少女のような存在、理想的な女性として捉えているのですね。
彼は女性経験も少なめで、恋愛に関してご自身なりの「こうあるべき」をしっかり持っていらっしゃる方にお見受けします。あなたにとっては突然の結婚のお申し込みでびっくりされたでしょうが、彼としては、きちんと女性とお付き合いするのなら、結婚前提が当たり前と思っていた節があります。もちろん、彼としては本気で結婚、と思われているのでしょうが、正直「結婚」というものが現実的に指し示すさまざまなことを、現実感に落とし込んで理解しているかは怪しいところです。
「結婚」を考えるくらい、真面目なお気持ちであなたとのお付き合いを望んでいることは確かです。ですから、ご質問のお答えとしては、「本気でそう思っています」となります。しかしながら、それが本当に「結婚」へと至るかは、今の段階では見えてきませんね。

逆位置の場合
彼はあなたの転職や引越しなど、今の状況から変化が起きることを大変心配しています。
お仕事が変わる・住む場所が変わるなど、環境が変わっていくと、出会う人・関わる人が変わっていきますし、新しい出会いも生まれます。彼は、あなたが自分の知らない場所へ行ってしまい、そして自分の知らない人と出会っていくことに、まだ始まる前の今から困惑し、出会ってもいない恋敵に嫉妬しているような状況と言えるでしょう。
いただいたご質問の「本気で結婚したいと思っているのか」についてですが、結婚という清濁合わせもつ関係性を構築したいという気持ちから「結婚」を口にしているというよりは、あなたを誰かに取られないために、あなたが自分から離れてしまわないように、足枷のようなものとして「結婚」という概念を利用しているのでしょう。
あなたがここで彼からの申し出を受け入れ、結婚前提でお付き合いされていくなら、彼は自分の理想と違う部分があなたの中に出てきた時、受け入れたり理解しようとするよりも、自分と違う側面を批判し、自分の思い通りに矯正しようとするかもしれません。
「今はまだ結婚は、自分の人生の中で考えていない」というような言い方で、ひとまず保留にしておかれるのが、今のところ良さそうです。彼はあなたを“失いたくない人“、というお気持ちはありますから、引越しや転職をなさった後も、しっかりお互いの欠点も受け入れられるような、関係性が成熟していると思えるところまで、見守った上で結論を出していくのが良いでしょう。