夢の中の食べ物は食べてはいけない?地域別の解釈の違い・理由を紹介
夢の中の食べ物は食べてはいけないという噂・ジンクスがありますが本当なのでしょうか?この記事では、食べ物は食べてはいけないかどうかについて、<西洋・東洋>の言説の違いやその理由を解説します。夢の中で実は食べ物を食べてないケースも解説しているので参考にしてください。
目次
夢の中の食べ物は食べてはいけないって本当?
夢の中の食べ物って、普段食べられないようなご馳走だったり見たこともないような美味しそうな食べ物だったりしませんか?夢の中に美味しそうな食べ物が出てきたら食べてしまいたいですね。
ただ、なかには夢の中の食べ物を食べてはいけないと言われたことがある人もいるのではないでしょうか。夢占いでは、食べ物が夢に出ることはよい兆しです。ただし、食べるかどうかでその吉兆は異なります。
夢の中の食べ物について、いくつかの解釈を紹介します。夢診断をする際の参考にしてください。
東洋では吉とされている
夢の中で食べ物を食べるのは、東洋の夢占いでは吉夢とされています。東洋の夢占いでは、夢の中の食べ物はエネルギーやパワーの象徴です。食べる行為は、自分のなかに食べたものが象徴するものを取り込む意味を持ちます。
そのため、夢の中の食べ物を食べるとよい兆しだと東洋の夢占いでは考えられているのです。美味しいと感じる場合は、さらによい運気の暗示です。夢の中で食べたものの種類により、上昇する運気は異なります。
夢占いに限らず、何かを自分に取り込んだり手に入れたりするのは、東洋文明においてよい暗示です。人の本能で生きるために欠かせない食べ物を夢の中で食べる行為は、得られるものを象徴する吉夢なのです。
西洋では不吉・不幸の始まりとされている
西洋の夢占いでは、夢の中で食べる行為は不吉とされ、不幸の始まりともいわれています。東洋とは全く反対の意味を持ち、夢の中で食べてはいけないとされているのです。理由はいくつかあるので、後ほど紹介しますね。
日本でも、夢の中で食べ物を食べると体調を崩すと言い伝えたれている地域があります。食べたものが不調のある箇所を象徴しているという考え方もあるため、西洋で不吉や不幸を意味していても不思議ではありません。
西洋で夢の中の食べ物を食べてはいけないとされているのはなぜ?
西洋では、夢の中の食べ物を食べてはいけないとされるのはなぜなのでしょうか。ここからは、夢の中の食べ物に対する西洋の考え方を紹介します。
異世界で食べ物を食べると不吉になった神話・民話があるから
夢の中だけでなく、異世界で食べ物を食べることで不吉な結果を招いた神話や民話が西洋にはあります。それが、夢の中で食べてはいけないとされる理由のひとつだと考えられます。
たとえば、ギリシャ神話の冥王ハデスに12粒のザクロをもらったペルセポネーの伝説です。ペルセポネーは、12粒のうち4粒を食べました。その結果、1年のうち3分の1を冥界で過ごすことを余儀なくされたのです。
また、妖精世界に自由に出入りできた人間が、そこで食べ物を食べてしまうと2度と人間界には戻れないという民話も存在します。この思想は、戦争や仕事で遠くの国へ出かけた男性が、そちらに家庭を持つことを悲劇の象徴として戒めるために生まれたといわれているものです。
日本にも、異なる世界の食べ物を食べると、そちらの世界から戻れないことを記した伝説や民話があります。西洋では、現実の不幸への戒めが夢占いの考え方に影響したのかもしれませんね。
鑑定歴10年、累計5000人以上を鑑定しており、恋愛全般の鑑定が得意です!西洋占星術、タロット、数秘術を特に専門としています!
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