タロットカード【ワンドの10】の意味は?相手の気持ち/逆位置/正位置も
タロットカード「ワンドの10」にはどんな意味があるのでしょうか? この記事では、タロットカード「ワンドの10」の<正位置・逆位置>別の意味や<恋愛・相手の気持ち・仕事>など状況別の解釈を紹介します。具体的な相談内容に応じた「ワンドの10」の解釈例も紹介するので参考にしてください。
目次
- タロットカード『ワンドの10』の意味とは?
- 絵柄の示す意味
- 正位置が出た時の基本的な意味・解釈
- 逆位置が出た時の基本的な意味・解釈
- タロットカード「ワンドの10」の状況別の解釈は?
- 恋愛|正位置が出た時
- 恋愛|逆位置が出た時
- 相手の気持ち|正位置が出た時
- 相手の気持ち|逆位置が出た時
- 復縁|正位置が出た時
- 復縁|逆位置が出た時
- 片思いの未来|正位置が出た時
- 片思いの未来|逆位置が出た時
- 仕事|正位置が出た時
- 仕事|逆位置が出た時
- 人間関係|正位置が出た時
- 人間関係|逆位置が出た時
- 金運|正位置が出た時
- 金運|逆位置が出た時
- 【現役占い師が解説】悩み別「ワンドの10」が出た時の解釈例!
- うまくいかない原因について
- 周囲との関係について
- 恋人との関係について
タロットカード『ワンドの10』の意味とは?
タロットカード「ワンドの10」は、56枚からなる小アルカナカードの一枚です。スートであるワンドは、棍棒や杖を指します。古来から、獲物を狩る武器や火おこしの道具、歩くための杖として使われてきた身近な道具です。
そのことから、タロットカードの中に14枚あるワンドは理想や目的、情熱を意味します。獲物を狩ったり暖をとったり、快適に過ごしたりするという目的を達成するための道具らしい意味ですね。
中でも「ワンドの10」には「強い執着心」や「プレッシャー」といった意味があります。ここではワンドの10について、描かれている絵柄を含め、正位置と逆位置で読み解かれる意味を説明していきます。
絵柄の示す意味
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」に描かれているのは、10本のワンドを運ぶひとりの男性です。彼の行く先には街があり、そこが目的地なのだということが伺えますね。しかし、抱えた10本のワンドは重く、彼は目に見えて疲れている様子です。
へとへとに疲れて、下を向いている彼には周りの様子は見えていません。それほどまでに疲れ果てているのに、彼は誰かに頼ることもせず、ひとりでワンドを運んでいるのです。以下で紹介するのは、それぞれ絵柄に描かれたものの意味です。
絵柄 | 意味 |
---|---|
ワンド | 理想、目的、情熱の象徴 |
ワンドを運ぶ男性 | 許容範囲を超えた理想を抱え込んでいる様子 |
赤とオレンジの服 | 赤は自主性、オレンジは動的エネルギーの象徴 |
街 | 理想や目標、ゴール |
10 | レベルアップを意味する数字 |
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」で男性は、重たそうにワンドを運んでいますね。これは、自分の許容範囲を超えた理想や情熱の象徴です。そこから、このカードは「頑張りすぎている状態」や「オーバーワーク」といった意味も持っています。
正位置が出た時の基本的な意味・解釈
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の正位置は「執着」「プレッシャー」「ゆっくりではあるものの、目的地へ進む」といった意味を持ちます。「自分で引き受けたからには、なんとしてでも自らの力で達成したい」という強い執着が表れているのです。
逆位置が出た時の基本的な意味・解釈
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」は、逆位置では「現実逃避」「肉体の限界」「余計な仕事を押し付けられる」といった意味を持ちます。こちらには「実力に見合わないものを抱え込んでしまったが、投げ出してしまいたい」という逃避の姿勢が表れていますね。
タロットカード「ワンドの10」の状況別の解釈は?
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」は、正位置であれば「執着」や「プレッシャー」という意味です。そして、逆位置であれば「現実逃避」や「肉体の限界」という意味を持ちます。
占いをしていると同じような結果出ることがあります。「ワンドの10」がよく出る場合は「ひとりで抱えきれないものを抱え込んでいる」というメッセージであり、同時に「もう少しだけ頑張る必要がある」「周りに頼ってみてもいい」というアドバイスです。
ここからは「ワンドの10」が出た際の状況別の解釈を紹介していきます。最終結果やカードが示す人物像についても紹介しますので、占う際の参考にしてください。
恋愛|正位置が出た時
- 嫌われたくなくて、義務感で付き合っている状態。
- 出会いを求めているのなら、諦めずに理想を追いかけること。
- 相手との関係について、周囲からプレッシャーを与えられる可能性。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の正位置は「嫌われたくない」「義務的な付き合い」を指します。また、高い目標を掲げて頑張る姿勢から「理想を追い求めている状態」と解釈される場合もありますね。
出会いを求めている場合は相手への理想が高すぎるかもしれません。また、恋人がいる場合は結婚や二人のあり方について周囲からプレッシャーを与えられている可能性があります。しかし、無理難題ではないので諦めず進みましょう。周囲を頼り、焦らないことが大切です。
恋愛|逆位置が出た時
- こだわりを手放すことで良いご縁に巡り会える。
- 相手の希望を叶えようとして、無理な恋愛をしている。
- 今の状態に耐えられず、恋愛関係の解消に繋がりやすい。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の逆位置は「強すぎるこだわり」「見捨てる」といった意味を持ちます。貴方は相手に対して、高い理想を押し付けてはいませんか。お互いに無理をしていては、関係は壊れてしまいます。求める条件を見直しましょう。
相手の気持ち|正位置が出た時
- 相手は貴方の気持ちや恋愛感情に戸惑っている状態。
- 貴方からの愛情に応えたいという気持ちはある。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の正位置は「過度な期待」を指します。相手は貴方の気持ちや貴方からの愛情に気づいていますが、それを少しプレッシャーに感じています。過度に期待するのはやめて相手に寄り添うようにしましょう。
相手の気持ち|逆位置が出た時
- 貴方からのアプローチが重圧だと思っている。
- 理想を押し付けられているようで、貴方の気持ちが重荷になっている。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の逆位置は「理想の押し付け」を指します。相手は今、恋愛モードではないのでしょう。貴方からの強烈なアプローチに少し困っています。少し距離を置いて相手のペースに合わせてあげると関係が好転するでしょう。
復縁|正位置が出た時
- 復縁可能性はゼロではないが、課題が山積みの状態。
- 復縁にこだわる必要があるのか見直してみるべきというサイン。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の正位置は「復縁までの課題」があることを指します。喧嘩が原因であれば誠心誠意謝り、浮気が原因であれば浮気相手との精算が必須です。価値観の不一致が原因であれば擦り合わせるところから始めましょう。
復縁|逆位置が出た時
- 思い通りにはいかない状態。
- ふたりの関係以外にも多くの問題が立ちはだかっている。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の逆位置が意味するのは、正位置と同じように「復縁までの課題」です。正位置と違うのは、課題のハードルが高すぎるという点にあります。ふたりの関係の修復以外にも、多くの課題が立ちはだかるでしょう。
関係の修復以外にも解決しなければならない問題がいくつも発生しているため、復縁だけに精力を注げません。ときには二人の関係が更に拗れてしまう可能性もあります。無理をして中途半端に手を出すことのないように、本当に修復したい縁なのかを一度しっかり考えましょう。
片思いの未来|正位置が出た時
- 相手に気に入られたいという気持ちが強すぎる。
- 必死すぎて無理をしている状態。
- もっと気を楽にして、アピールした方がうまくいく可能性大。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の正位置は「必死さ」「背伸びした恋」を表しています。相手に気に入られるために、無理をしていませんか。背伸びをしていると気持ちも関係も長くは続きません。もっと気を楽にして、自然体の貴方をアピールしましょう。
片思いの未来|逆位置が出た時
- 相手にはあまり意識されていない。
- 相手は他にも夢中なことが多く、恋愛モードではない。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の逆位置は「脈がない状態」を指します。相手は恋愛モードではなく、趣味や仕事など他に夢中になることがたくさんある状態でしょう。今は様子見をして相手のやりたいことに寄り添いましょう。
仕事|正位置が出た時
- 責任の大きい仕事を任される兆し。
- プレッシャーを感じていて、大変な状態だが、成長するチャンス。
- 周りに相談したり、仕事を分担したりする必要がある。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の正位置は「責任重大」「成長のチャンス」を指します。責任の大きい仕事を任される兆しですね。難しいと感じるかもしれませんが、これは貴方にとって成長するチャンスです。周囲の手を借りて貴方の評価を上げていきましょう。
仕事|逆位置が出た時
- 仕事で頑張りすぎて、キャパシティオーバーになりがち。
- すでに限界を超えて、うつ気味の可能性もある。
- 仕事を放棄したり、手抜きしたりしていることを示唆している。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の逆位置は「責任放棄」「プレッシャーからの逃避」を意味します。今受けている仕事は身の丈に合っておらず、頑張りすぎてキャパシティオーバーになっているでしょう。限界を超えると、体や心を壊してしまいます。
もし、うつ状態になってしまえば回復は難しくなり、貴方も周りも困ってしまうでしょう。抱えているものが少しでも厳しいと思うのであれば、投げ出してしまう前に周囲を頼ってみる必要がありますよ。
人間関係|正位置が出た時
- 周囲からの期待が高まっている。
- 責任感が強い人、抱え込んでいる人だと思われている。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の正位置が意味するのは「周囲からの期待」「責任感の強い人」です。貴方は周りから、責任感が強い人だと思われているでしょう。それゆえに、貴方ならやってくれるという期待も高まっています。
人間関係|逆位置が出た時
- 面倒ごとを任されてしまう可能性がある。
- 負担に感じるようなら無理にやらない方がいい。
- 中途半端に手を出すと、安請け合いして完遂できない人だと思われる。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の逆位置が意味するのは「無責任」「完遂できない」です。面倒ごとや手に負えない仕事を任されてしまう予感です。安請け合いしても完遂できない可能性があります。
無理に引き受けて完遂できなければ、周りには「頼まれたことを簡単に投げ出す人」だとうつるでしょう。できそうにないことは、簡単に引き受けず、断ることも大切です。
金運|正位置が出た時
- 管理しきれないほどの資産を手にする可能性がある。
- 焦らずに、正しい使い方を考えるべき時。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の正位置は「管理しきれない資産」を意味します。あまりに大きな資産に戸惑い、焦ってしまうでしょうが、落ち着いてください。焦らずにゆっくりと使い道を考えることで、必ず良い方向に向かいます。
金運|逆位置が出た時
- お金を借りると利子が上がる可能性。
- 返せない恐れもあるので、借りるときは慎重に行動をするべき。
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」の逆位置は「返済困難」を意味します。今、お金を借りると利子が上がったり、返すために更なる借金をしたりしてしまうでしょう。返済できなくなる可能性が高いので、借りる時は慎重に検討しましょう。
【現役占い師が解説】悩み別「ワンドの10」が出た時の解釈例!
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」が出た時は、どのような解釈ができるでしょうか。ここでは、悩み別に現役のタロット占い師がタロットリーディングの解釈の例を解説します。
うまくいかない原因について
今年に入ってから悪いことばかりが起きて、どん底の気持ちです。やることなすこと全てが空回りして上手くいきません。このまま今年はずっと悪運に流されるのでしょうか?
自分はなにか悪いことをしてしまったのでしょうか?どうしてこんな目に遭うのかわかりません。どうすれば良いのか教えて下さい。
トモヒト
【正位置の場合】
カードを見る限り、別に「悪いこと」をしたわけではないでしょうけど、ちょっと「八方美人」になり過ぎていて、
人の悪い運気なども吸収してしまっているかもしれません。
「あらゆることに全力投球」というのは良いことですが、あまりに自分をないがしろにしてしまうと、運気や体調も下がっていきます。
いい意味で、「もう、人からどう見られても良いや」くらいの気持ちで、楽にゆっくり休んだり、自分が楽しいことを優先して生きるということが、運気のアップにつながると思います。
【逆位置の場合】
あなた自身があまりに心や体に色々なことを抱え込み過ぎていて、「ちょっと一度立ち止まって」と言われているようです。
ちゃんと自分を見つめ直してみて、心や体に無理をさせていないか?本当は望んでいることがあるのに、期待に応えるために、頑張ることで、本当にしたいことを見ないふりをしようとしていないか?
ということをちゃんと自分のために振り返ってあげてください。
このまま無理を続けていると、「強制終了」という感じで、身体が動かなくなる、心が動けなくなる、なんてことにも発展しかねません。
一度立ち止まって、頑張っている自分を褒めていたわってください。
周囲との関係について
ここ1ヶ月ほどずっと孤独感に襲われていて辛いです。誰かに会うことや、何かをするといったことに前向きになれず、常に疲れているように感じます。
友人から連絡が来ないとひとりぼっちなような気すらしてしまい、周囲に気遣われているような気がしてきました。どのように対処すれば改善されるのかアドバイスをいただきたいです。
トモヒト
【正位置の場合】
良くも悪くも、「みんなからちゃんとした人と見られないと」という気持ちが強くて、それによって人付き合いに疲れているのかもしれません。
また、孤独感というのは、「本当の私を理解してもらえていない」ということから起こりやすいので、もっと自分を主張することも大切です。
「これを言ったらどう思われるだろう?」と気にして言っていないようなことを、ちょっとづつでも主張していく事で、周りの人もあなたを理解できるので、お互いに距離感がとりやすく、楽に付き合っていけるようになると思います。
【逆位置の場合】
少しご自分の中で、「考えすぎ」のループに入ってしまって、「被害妄想的」な気持ちになってしまっているのかもしれません。
人は、考えすぎると、必ず「ネガティブ」な方向に流れていってしまいます。
そして、気持ちが「ネガティブ」なままだと、行動も「ネガティブ」な方向に行きやすいようになっていきます。
まずは、人付き合いも良いですが、一人の時間が取れることをチャンスとして、自分の好きな映画やお笑いや音楽などを楽しむ時間として、気分を上げていってみてください。それによって、状況も好転していきます。
また、「相手の気持ち」を考えすぎないことです。相手の気持ちはあなたにはどうしようもありません。
相手がどう感じるかは、相手の勝手です。
あなたは、自分がどう考えていて、どう生きるか?だけに集中していけば、人付き合いで疲れることも減っていくでしょう。
恋人との関係について
20代後半の女です。今の彼とあまりうまく行っていないような気がしていて、もやもやしています。今の私の気持ちや、彼の私に対する今の印象、今後の展開について占っていただけないでしょうか?
またこのもやもやはどうすれば解消できるのかも一緒に知りたいです。
トモヒト
【正位置の場合】
あなたの考えすぎなのかもしれません。彼の気持ち的にも、あなたの気持ちに答えたいという感じですし、今後の展開的にも、お互いに自分の情熱に従って進んでいけば、もっと盛り上がっていけるという感じです。
余り深く考えすぎずに、あなたが表現したいことを言葉や行動で、相手に表現して、それを相手がどう捉えるか?は考えすぎず、本音を言い合って付き合っていけば、どんどん仲は深まっていくでしょう。
【逆位置の場合】
もしかするとお相手は、あなたの愛情が少し「重い」と感じているのかもしれません。
あなたの「これもやってあげたい、あれもやってあげたい」という気持ちは素晴らしいことですが、それが彼にはプレッシャーになってしまっているかもしれません。
ですので、もっと「軽く」考えて、あなたが彼にとって「完璧な彼女」になろうとせず、自然体で付き合うようにしてみてください。
それによって、お互いに心地よく、長く付き合っていけるでしょう。
タロットカード「ワンドの10」が示す意味を知ろう
タロットカードの小アルカナ「ワンドの10」は、正位置では「プレッシャー」を受けつつも、前に進むストイックな姿を表しています。逆位置では、頑張ることに疲れて「現実逃避」している様子を表していますね。
ここでは、タロットカード小アルカナ「ワンドの10」が持つ意味や、正位置と逆位置での解釈について紹介しました。ぜひ、タロット占いする際の参考にしてくださいね。
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スピリチュアルカウンセラータロット占い師気功療術師
「あなたを確実に高次元へと上昇させるカウンセラー」20年以上のスピリチュアル経験から「NLAメソッド」を考案。...
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スピリチュアルカウンセラー タロット占い師 気功療術師
「あなたを確実に高次元へと上昇させるカウンセラー」20年以上のスピリチュアル経験から「NLAメソッド」を考案。そのエッセンスと知識を伝えるために、タロット占い師としても活動。「スピリチュアル迷子」を「目覚め」にいざなう。
保有資格:メンタル心理カウンセラー 全日本養生協会 気功療術師