瀬織津姫は生まれ変わり？正体は？スピリチュアル的ご利益やツインレイの関係も

そして瀬織津姫の誕生日は3月3日です。3月3日と言えば、すぐにひな祭りが思い浮かびますよね。雛人形の起源は、女児の危険を肩代わりする紙の人形を川に流して安全を祈願するものでした。ここにも雛祭りと水の女神である瀬織津姫の繋がりを感じることができます。

水を司り、罪や危険を浄化する重要な神様であるにも関わらず、古事記にも日本書紀にも瀬織津姫に関する記述はありません。歴史から消された神様として、瀬織津姫の存在は謎につつまれています。

謎が多いからこそ瀬織津姫をめぐってはさまざまな説やストーリーが生み出されており、そのことが美しい女神様の魅力をいっそう引き立てています。

大祓詞にのみ記録が残る謎につつまれた瀬織津姫の正体については、さまざまな説が存在します。ここからは、気になる瀬織津姫の正体や生まれ変わり説について、一緒に見ていきましょう。

大阪にある御霊神社の御祭神・御神徳には、「天照大神荒御魂 (瀬織津比売神)」とはっきり記載されています。また、天照大神の荒御魂の御祭神を祀る廣田神社の正式な神名は「撞賢木厳之御魂天疎向津媛命」で、戦前の由緒縁起には「祭神は瀬織津姫命」と明記されていたそうです。

さらに全五書ある神道五部書のうちの三書に、「瀬織津姫が天照大神の荒御魂である」とする記述があります。これらの由緒ある神社や書物の記述から、瀬織津姫が天照大神荒御魂と同一であるということがいわれています。

ホツマツタヱでは、瀬織津姫は天照大神の妻として登場し、二人の間には子どもも生まれています。ただ、ここで「天照大神は女神なのでは？」と疑問に感じる人も多いはずです。こちらの節が正しいとするのであれば、天照大神は男性の神様であったことになります。

本当の天照大神が男神であったのであれば、女性であった持統天皇の正当性を示すために、古事記や日本書紀での天照大神が女神として書き換えられた可能性が考えられます。

さらに、同じ根拠から瀬織津姫と弁財天を同一視する見方もあります。神戸市にある六甲比命神社は、弁財天を祀る神社です。しかし、瀬織津姫も祀る神社でもあり、瀬織津姫と弁財天を同一視しています。