親の死で性格が変わる?体験談や乗り越えるための方法も解説
親の死で性格が変わるのでしょうか?この記事では、親の死で性格が変わるかどうかについて、【実際の体験談】も紹介しながら解説します。親の死のスピリチュアル的な意味や悲しみを乗り越えるための方法も解説するので参考にしてください。
目次
親の死で性格が変わる?
親の死は、人生において絶対に避けることのできないものです。とても悲しい出来事ではありますが、スピリチュアルな観点では、残された自分自身の内面や心理が変わる側面も持っています。
それでは親の死はどのような性格の変化をもたらすのでしょうか。親の死が性格に与える影響を紹介します。「親の死を考えると怖い」「親を亡くして辛い」といった心理にある方は、今回の記事を内面と向き合うためのきっかけにしてください。
神乃レイラ
体を脱ぐこと(他界すること)は、循環です。この世に姿・形を持ったまま生き続けている人はいません。悲しみに立ち止まることをせず、この記事を読み進めてくださいね。
①自分に自信がなくなる
親の死を経験することで、自分に自信をなくしてしまうことがあります。「もっとできたことがあった」「もっと話をすればよかった」という後悔により現実を受け止めることができず、自分自身を強く否定して自信をなくしてしまうのです。
自信がなくなることで、スピリチュアルな波動が低下。その結果、鬱病をはじめとした心の病にかかってしまう可能性も出てきます。親の死で自信をなくして性格が変わってしまうことは、心理的な危険性を内包しているのです。
②周囲との関係に消極的になる
親の死により波動が低下すると、対人関係など周囲との関係性に消極的になってしまう人がいます。これは、親の死によりもたらされた悲しみから心を守るために起こる反応とも考えられています。
心が弱っている時は「なるべく傷つかないように過ごしたい」という心理が働くのでしょう。時間が経つと悲しみを忘れ、それに伴って消極的な姿勢も回復することが多いため、一時的な心理状態だと言われていますよ。
③生きがいをなくしてしまう
親の死を経験すると、生きがいや人生の目標を失ってしまう人が多く存在します。大切な人を亡くした喪失感、そこから生まれるマイナスな波動から心を守るために、ポジティブなことへの執着をなくすことで生きがいが失われてしまうのです。
しかしどんな悲しみも永遠には続きません。親の死により生きがいをなくし、性格が変わることがあっても、多くの人はそこから立ち直り新しい人生を歩み始めます。そして再びポジティブな波動により、心を健康にして生きていくことができるのです。
④これまでの価値観が変化する
人生の大きなターニングポイントである親の死は、自分の内面にあった価値観や意識を変える力を持っています。親の死を乗り越えようとする心理はこれまでの価値観をリセットさせ、これからの自分に必要な選択を考えるスピリチュアルな波動を生み出します。
辛い出来事を乗り越えることで内面によい変化が生まれ、成長した心には新しい人生を歩む勇気が宿るでしょう。喪失感を乗り越えることで、人間はポジティブな方向に変わります。これまでと違う、新しい価値観を選択することができるのです。
⑤親に感謝できるようになる
長い人生では、失うことでようやくその存在の大切さに気づく時があります。一番身近にいて長い時間を過ごしてきた親は、まさにそういった存在と言えますね。もちろん、生前から日々親への感謝を欠かさない人もいるでしょう。
大きな存在である親を亡くしてしまうと、心に大きな喪失感が生まれます。その喪失感を埋めるために、人間の心理は故人への感謝や敬意を意識するようになります。誠実な波動は生前以上の感謝となり、親との思い出をより一層大切にできるようになるでしょう。
⑥価値観を広げられるようになる
親の死を経験すると「死」や「人生」について深く向き合うような性格に変わると言われています。これまで深く考えてこなかったことに向き合う心理的な変化は、自身の価値観を広げる人生のターニングポイントです。
価値観を広げることで新しい出会いがあったり、以前とは違う視点から世界を見たりすることができるようになるでしょう。スピリチュアルな波動も変化し、以前よりも真剣に生きることで充実した人生を送れるようになりますよ。
【体験談】親の死によって性格が変わった実例を紹介
性格という心理的な変化は可視化できないことも多く、親の死が本当に性格を変えるのか疑問に思う人も多いでしょう。ここでは、親の死によって性格が変わった体験談を紹介します。
①時間を大切に過ごすようになった
父親の死をきっかけに兄弟の性格が変化したという女性の話を紹介します。
はかな
48
父の死をきっかけに私の兄弟の性格が変わりました。生前はマイペースで先のことをあれこれ考える性格ではありませんでしたが、亡くなってからは一瞬一瞬の出来事の一つ一つを丁寧に生きるようになりました。
特に大切な友人やパートナーや家族との関係を大切にするようになって、何かがきっかけで衝突した後には気持ちを切り替えて、笑顔で接するようになりました。
この女性の話によると、父の死をきっかけに兄弟の性格が変わったと感じたようです。父の死により内面を見つめ直し、兄弟は生きている瞬間の一つひとつを大切にしようと思ったのかもしれませんね。人間関係を大切にする心理的な変化も起こっています。
②父の子により心が不安定になった
父の死により心が不安定になった女性の話を紹介します。
まみこ
43
若くして亡くなった父。子煩悩で常に自分より家族を優先する思いやり溢れる父が私は大好きでした。
旅行に行き、外食に出かけ、舞台を観に行ったり、いつも家族の為に楽しいことを考えてくれるそんな幸せな日々でした。
存在が当たり前過ぎて父親が頼れて自分や家族の支えになっている、ということが本当の意味で理解できたのは父の余命宣告を受けてからでした。
父の死の予定が家族に生まれてからは不安の中で暮らします。小さなことで怒りっぽくなったり気がついたら涙が出たりと不安定な毎日でした。形のない恐怖がつきまとう生活は父の死をもって終わりを迎えます。
その後の私は僻みの塊でした。幸せそうな誰かを妬み、私が一番不幸だと振る舞っていたように思います。笑顔も減ったでしょう。父への感謝よりも自分がいかに不幸か辛いか寂しいかそればかり考えていました。
自身の結婚でその思想は大きく変わるのですが、変わった今でも思い出します。
この女性は父の死により、幸せな状態から一気にマイナスの心理状態に変化してしまったようです。親の存在が大きく、幸せも大きければ大きい分だけそれを失ったときの喪失感も計り知れなかったのでしょう。
マイナスな波動が妬みを呼び、笑顔が減ることでさらに悪いことばかりを考える悪循環を引き起こしています。そこから抜け出すまでの日々は過酷なものだったのでしょうが、最終的には変われたようで何よりです。
③いじめにより暗い性格に
父の死によりいじめにあい、性格が変わった女性の話を紹介します。
あみな
39
私が中学生のときに父親が急死しました。
当時としては珍しい病気で誰にも治すことができなくて悔しかったのを覚えてます。
その影響で、私は学校で仲間外れにされいじめられました。
それがきっかけでどんどんどす黒い自分になっていきました。
父が生きてた頃は明るく楽しい子でしたが、亡くなってからは口数が少ない暗い子になってしまいました。
今もその性格は変わりません。
この方は、父の死によりいじめにあったことで性格が変化したようです。父の死といじめとの詳しい因果関係はわかりませんが、2つのマイナスな出来事により傷ついた心理は現在も元に戻っていません。
この体験談からは、親の死が子どもの性格を180度変えてしまうほど影響力を持つことが伝わってきます。そして悲しみは時間によって回復することが多いですが、場合によっては決して癒えることのない傷になることもあるのです。
④物怖じしない性格になった
父の死により物怖じしない性格になった女性の話を紹介します。
みなも
47
私は自分の父親が亡くなってから性格がとても変わったと思います。それまでは引っ込み思案で消極的な性格だったのですが、父親が亡くなってからは怖いものがなくなったようで、物怖じしない性格に変わりました。
一番身近な親が死んでしまった事でこれ以上に悲しい事は起きないんだという感覚になったからです。
それまではお化けなども怖く、夜電気を消して暗いのが怖いなどもありましたが、そういったこともバカバカしく感じるようになりました。
父がいなくなって人生最高に悲しかったですが、父のおかげでとても強くなりました。
父が亡くなった現実を受け入れたことで物怖じしなくなり、人生を強く生きられるようになったようです。親の死は悲しい出来事ですが、人間の心理にはそれをポジティブに消化し内面を変える力も確実に存在しています。
⑤母親の性格が変わった
父の死が母親の性格を変えたという話を紹介します。
みかん
23
私の母親
私の父親がなくなりました。
亡くなる前は、お母さんはすごく父親のことが嫌いで、関わりたくない、離婚したい、そのようなことばかり言っていたのに、亡くなった後は、いい人だったのにね。早かったね。と亡くなる前の嫌な出来事がなかったかのような感じになりました。
離婚したがっていたのに、今は、感謝までしていて、もうちょっと生きてくれたら嬉しかったと、180度言うことが違い、周りの人は困惑しています。
母は夫の死を体験したことで、生前は見えなかった夫のよい一面に気づけるようになったのでしょう。価値観が変わり、愛情が心の中にあふれたことで周りが戸惑うほどの変化が起こったようです。
親の死のスピリチュアル的な意味は?
親の死は性格を変えるだけではなく、スピリチュアルな意味も持つと考えられています。ここではスピリチュアルな観点から、親の死が持つ意味を紹介します。親の死を経験した時、そこから人生を考えるときの参考にしてください。
- 人生の大きな節目
- 自立して生きていくことへの暗示
- 親からの最後の教育
親の死は人生の大きな節目を表しています。親が死んだことでそれまでの人生観や価値観を見直し、自分を変えていく時期に入るのです。また、自立の時期の暗示でもあります。物理的、経済的な意味だけでなく、精神的な意味も含めて親から自立するきっかけとなるでしょう。
そして、自分を生んだ親との永遠の別れは、死について親が教えてくれる最後の教育です。最も身近で大切な存在を失うことで死や死ぬことについて深く考え、それを今後の生きる指針に変えていけるでしょう。
親の死のスピリチュアル的な意味については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
神乃レイラ
私たちは、絶対無限の存在から枝分かれして生まれてきました。体を脱ぐと、また絶対無限の存在に帰っていきます。元を辿ると、ご両親もあなたも絶対無限の存在の一部です。全てはワンネスです。あなたは私・私はあなたです。姿・形は見えなくなっても、魂は不滅です。どうか悲しまないでくださいね。
親の死から乗り越えるためには?
親の死に心痛める時があっても、いつかはそれを受け入れ立ち直らなければなりません。ここでは親の死を乗り越えるための方法を紹介します。悲しい状況が変わるための方法が必要な方は参考にしてみてください。
悲しみを我慢しない
悲しいことがあっても、人間は大人であることを理由に無理に自分を抑えて我慢しがちです。悲しみを表立って見せないようにすることは周囲への配慮としても必要なことです。しかし我慢することは必ずしもよいことではありません。
自分の気持ちを無理に抑えることは心理的なストレスとなります。それが悪い波動となり、限界を迎えた精神は支障をきたす場合もあるでしょう。それを防ぐために、悲しい時は素直に悲しいと認めることも大切ですよ。
誰かと悲しみを共有する
悲しいことを経験した時「誰かに話を聞いてもらって心が軽くなった」という人もいるのではないでしょうか。もしも話を聞いてくれそうな人がいたら、思い切って自分の気持ちを打ち明けてみましょう。
人に話すことで気持ちが整理され、ポジティブな方向に変わることがあります。自分だけでは気付けなかったことも見つかるきっかけになるでしょう。相手への信頼と感謝の気持ちがよい波動を生んで、自分が変わり、他人を気遣う余裕も生まれてきますよ。
1人でいる時間を減らす
親の死を経験した時、1人でいる時間を減らすことで悲しみを乗り越えられる場合があります。仕事や勉強、趣味やスポーツなど夢中になれるものに取り組んでみましょう。時間があっという間に過ぎていきます。
それを少しずつ積み重ねることで内面も変化し、親の死を過去のものとして乗り越えることができるでしょう。悲しみの乗り越え方は人それぞれですが、好きなことがある方は試してみてください。
親の死で性格が変わるかどうかを知ろう
親の死は避けることはできません。悲しみによる性格や内面の変化について知ることは、それを乗り越えて生きていくために大切です。悲しみもいつかプラスに変わると信じて、自分に合った方法で乗り越えていってくださいね。
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個人鑑定、株式会社ココナラ ココナラ認定占い師として活躍中。多次元の存在とコンタクト(チャネリング)。波動エネルギーをわかりやすく解説。軽い波動へ移行の仕方・思考を現実化させるための引き寄せの伝授を得意とする。
保有資格:メンタルケアカウンセラー
ペットロス療法士
コーチングプロフェッショナル