突然亡くなった人の魂はどこに行く?突然死のスピリチュアル的意味も
突然亡くなったた人の魂はどうなるのでしょうか?この記事では、突然亡くなった人の魂はどこに行くかを解説します。突然死のスピリチュアル的意味や亡くなった人のために自分ができることも紹介するので参考にしてください。
目次
- 突然死のスピリチュアル的意味は?
- 前世から定められた運命
- 「死」は魂が成長を遂げたサイン
- 突然亡くなった人の魂はどこに行く?
- 死の直後は死んだことを認識していない
- 死を認識し四十九日を経て霊界に旅立つ
- 死を認識できなかった場合は現世に彷徨うことも
- 【宗派別】突然亡くなった人の死後の世界への考え方は?
- 仏教:極楽浄土へ旅立つ
- 神道:魂は現世にとどまる
- キリスト教:天国か地獄へ進む
- その他の宗教
- 亡くなった人が自分の近くにいる時のサインは?
- 突然亡くなった人のために自分ができることとは?
- 故人の死を受け止める
- しっかりと供養してあげる
- 心配させないようにまっすぐ元気に生きる
- 突然亡くなった人の思いを知りたい!方法はある?
- 亡くなった人の夢には故人からのメッセージが込められている
- 霊能者の霊視を受ける
- 自分から亡くなった人に話しかけてはいけないとされている
また故人を偲ぶための法要はさまざまありますが、特に故人が亡くなってから四十九日目に行われる法要は最も重要なものだとされています。この法要を区切りとして、亡くなった人は高次な存在である仏となって天国へと旅立って行くのです。
死を認識できなかった場合は現世に彷徨うことも
突然死した人が死を認識できなかった場合は、現世に彷徨うこともあるとされています。たとえば天涯孤独で死後の儀式を執り行ってもらえない場合、亡くなった人の魂が死を理解できないまま現世に残ってしまう可能性がありますよ。
亡くなった人の魂が安らかに天国へと旅立つには、残された人たちの助けが必要となるのです。そう考えると、家族がいてきちんと供養してもらうことがどれほど大切であるかが分かりますね。
【宗派別】突然亡くなった人の死後の世界への考え方は?
突然亡くなった人の死後の世界への考え方は、宗教によって異なります。ここではさまざまな宗教別に、突然死した人の魂に対する考え方を紹介します。
仏教:極楽浄土へ旅立つ
仏教において、突然亡くなった人の魂は極楽浄土と呼ばれる世界へ旅立つと考えられています。亡くなった人の魂は、四十九日間は現世に残り、その後は極楽浄土を目指して進むのです。
また仏教には、死後の世界に関して「六道」という概念があるのが特徴です。亡くなった人の魂はすべて極楽浄土に行くのですが、その場所につながる道には「天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道」の6種類があるのです。
亡くなった人の生前の行いによってどの道を進むかが決められますが、償うべき罪を犯していた場合は厳しい道を歩むことになると考えられています。
神道:魂は現世にとどまる
神道では、亡くなった人の魂は死後も現世にとどまるとされています。亡くなった人の魂は氏神様となり、残された血縁者を守護するスピリチュアルな存在に変わると考えられているのです。
仏教において亡くなった人が仏となってあの世へ旅立つ四十九日の法要は、神道では行われません。その代わりに故人が亡くなってから五十日目に「五十祭」が執り行われ、その霊祭をもって亡くなった人は家を守る守護神に変わるとされています。
神道では人の肉体が滅びても魂が現世に残ると考えられているので、その家の子孫が守護神となった先祖を信仰し続けることが大切なのです。
キリスト教:天国か地獄へ進む
キリスト教では、基本的に亡くなった人の魂は天国か地獄のどちらかへ進むと考えられています。ただしキリスト教では「プロテスタント」か「カトリック」かによって死後の世界に対する認識が異なります。
キリスト教のプロテスタントでは、私たち人間は生まれながらに罪を背負っており、地獄へ行くことが定められていると考えられています。
しかし「地獄へ行くしかない人間を一人でも多く救いたい」という神の御心を生前から信じていれば誰もが救われると、プロテスタントでは説いています。そのためプロテスタントの人々は、すべての人の罪を背負って死んだイエス・キリストを信仰しているのです。
一方でカトリックにおいては、イエス・キリストを信じていても生前の行いによって死後の魂が行きつく先は変わります。カトリックでは天国と地獄に、煉獄と呼ばれる世界が加わり、3つの世界のいずれかへと魂は導かれると説いています。