テラヘルツ鉱石の危険性とは?効果なしで副作用あり?使用時のポイントも
テラヘルツ鉱石には危険性があるのでしょうか?この記事では、テラヘルツ鉱石が持つ危険性を<副作用・詐欺商法>など4つ紹介します。テラヘルツ鉱石のスピリチュアル的な効果や使用時の注意点・本物の見分け方も紹介するので参考にしてください。
目次
テラヘルツ鉱石とは?
テラヘルツ鉱石とは、1秒間に1兆回振動する周波数「テラヘルツ波」を発生させる人工鉱石です。この「テラヘルツ波」は、体内の細胞を活性化する働きがあると言われ、美容・健康方面から注目を集めています。
テラヘルツ鉱石の危険性とは?
そんなテラヘルツ鉱石ですが、「発がん性は?」「体内に悪影響を及ぼすのでは?」と、その危険性を唱える人もいるようです。では実際にテラヘルツ波に危険性はあるのでしょうか。以下で詳しくご紹介していますので参考にして下さい。
科学的な悪影響は実証されていない
テラヘルツ波に関して、現在のところ科学的な観点からの効果や危険性は実証されていません。紫外線やマイクロ波などの高周波・低周波の電磁波と比べるとまだまだ研究のすすんでいない領域なのです。
テラヘルツ波は電波と光波の中間にあたる電磁波です。電磁波といってもX線などの放射線とは違い、物質を破壊する危険性はありません。もちろん細胞も破壊しないので、がん細胞に変異する危険性もないと言われています。
副作用として好転反応になることはある
テラヘルツ波は細胞を活性化させ、体と心のバランスを整える働きがあると言われています。その際人によっては体調が悪くなる・眠くなるなどの「好転反応」と呼ばれる副作用が起こるようです。好転反応の症状としては以下のものがあります。
- 頭痛・めまいが起こる
- 強い眠気が起こる
- 疲れやすくなる
- イライラする
好転反応は、その人の特に悪い部分に出やすいとされています。普段体を酷使している人は体に、ストレスがたまっている人は心に副作用が出やすいのです。また眠気が起こるのは、無理をせず休息しなさいというパワーストーンからのメッセージと考えられています。
金属アレルギーには注意が必要
テラヘルツ鉱石は美しい銀色をしているので「もしかして金属ではないか」と思う方もいるかもしれません。ですが、テラヘルツ鉱石の成分はケイ素(シリコン)と言う元素で、金属とは異なる物質です。
ただし、販売しているお店によっては留め具などに金属を使用している可能性があるため、気になる方は一度お店に確認してから購入・使用した方が良いでしょう。
効果も科学的に実証されているわけではないので詐欺まがいの商法には要注意
近年注目されているテラヘルツ鉱石ですが、「がんや難病が治る」などと言った謳い文句で高額なテラヘルツ鉱石を売りつける危険性のあるお店も、残念ながら存在します。
名古屋大学電子工学専攻の川瀬晃道教授はこれら詐欺まがいの商法について、自身のホームページでその危険性を指摘しています。
科学的根拠の希薄な様々なテラヘルツ健康グッズを販売している会社が近年多数見受けられます。
ひどい会社になると、勝手に『名古屋大学川瀬教授が発明したテラヘルツ波動に基づき、水晶を高温で焼き上げたテラヘルツ波を発生する鉱石が癌や脳梗塞を治す』などとして高価な値段でネックレスなどをご病気の高齢者相手に私の写真などを見せながら販売していると一般の方から苦情を頂きました。
これらのことは非常に腹立たしく、我々と何の関係もないばかりか、科学的な根拠が希薄な詐欺紛いの商法です。
私は20年以上、テラヘルツ波の生体への影響を研究してきましたが、もしもそれらの会社のうたう効能に(学会が認めるような)科学的根拠が見つかったら、それだけでノーベル賞ものですが、まだ世界の誰もそのような確たる根拠を発見していません。