弥勒菩薩のスピリチュアル性とは？ご利益・真言・お祀りしている寺院も

お経には弥勒菩薩が現れる場所は3か所あり、そのうちの1つが高野山奥の院であることや、日本に救世主が現れることが書かれているのです。仏教を広めた弘法大使（空海）は、弥勒菩薩の来生をより近くで見るために、特等席となる奥の院にお墓を作ったという伝説があります。

また、聖徳太子が書いたとされている「未来記」という予言書には、弥勒菩薩が現れる時期は現代だと記されていますよ。

弥勒菩薩のスピリチュアル的な意味やご利益とはどのようなものがあるのでしょうか？ここからは、弥勒菩薩のスピリチュアルな意味やご利益を紹介します。

しかし、弥勒菩薩を信仰していることで、弥勒のいる兜率天に行くことができるといわれています。兜率天に行けたのなら、苦しみに耐えることなく人間界に生まれ変わることができるのです。

世の中が愛に満ち溢れることを望んでおり、苦しみのない平和への道を示してくれます。弥勒菩薩はアセンデッドマスターとして、祈りをささげる人の側で見守り、導きを与えてくれるでしょう。

真言（しんごん）とは、サンスクリット語の「マントラ」を訳した言葉で、「偽りのない仏の言葉」という意味です。真言は、仏や菩薩の誓いや教えなどを秘めているといわれています。ここでは、弥勒菩薩の真言を解説します。

他の如来や仏教の守護神の真言である「ナウマク・サマンダ・ボダナン（あまねく仏に帰依します）」の略となります。次の「マイタレイヤ」は、弥勒菩薩のことを表します。最後の「ソワカ」は、「成就」という意味です。