弥勒菩薩のスピリチュアル性とは?ご利益・真言・お祀りしている寺院も
弥勒菩薩のスピリチュアル性を知っていましたか?この記事では、弥勒菩薩のスピリチュアル的な逸話やご利益・真言を解説します。<仁和寺・広隆寺>など弥勒菩薩がお祀りされている神社も紹介するので参考にしてください。
目次
弥勒菩薩とは?
お寺に祀られていたり、地域によって信仰の厚い存在である弥勒菩薩。ここでは、弥勒菩薩の特徴やスピリチュアル性、どのような菩薩なのかを解説します。
北の隠れ魔女ゆうこ
弥勒菩薩は女性的な体つきと優しい微笑みが特徴的で、とても人気のある仏様です。未来を救う唯一の存在として「未来仏」とも呼ばれる弥勒菩薩について、今回の記事も参考にしてくださいね。
仏教の菩薩の一尊
弥勒菩薩とは、仏教の菩薩の一尊(いちぞん・数あるうちのひとつ)です。菩薩とは、「悟りを求める人」という意味で、弥勒菩薩は菩薩の中で最高の悟りの位にあります。未来で仏となることを約束されており、弥勒如来(みろくにょらい)と呼ばれることもあります。
如来とは、仏の中で最高位の「真理を悟った人」という意味です。また弥勒菩薩は、古代インドのサンスクリット語では「マイトレーヤ(慈悲から生まれた者)」と呼ばれていました。
弥勒菩薩は、「半跏思惟像(はんかしゆいぞう)」という特徴的なスタイルが有名です。右足を左の太ももに乗せていることを「半跏(はんか)」、右手が軽く頬に添えられている様を「思惟(しゆい)」と呼びます。これは釈迦像の出家前の姿にルーツがあるとされています。
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弥勒菩薩の「慈悲相(じひそう)」と呼ばれる「救いを求める人々を助けようとする慈愛の表情」からも、愛と慈しみの心を感じることができます。
弥勒菩薩にまつわるスピリチュアル的な逸話!
ここでは、弥勒菩薩にまつわるスピリチュアル的な逸話や伝説を紹介します。弥勒菩薩がどのような存在であるか、理解が深まりますよ。
悟りを開くまでの難行苦行
仏教での悟りを開くまでには難行苦行の修行をしなければなりません。弥勒菩薩は現在、仏教世界の中央にある須弥山(しゅみせん)の上空にある「兜率天(とそつてん)」という天界で修行をしている最中という、スピリチュアルな逸話があります。
伝説によると、弥勒は実在した人物だとされており、釈迦の弟子でしたが、釈迦よりも先に亡くなってしまいます。弥勒の臨終の際に釈迦は「亡くなった後、須弥山の上空にある兜率天で修行し、この世に再び再生した時には、私の教えに漏れた人々も救ってください」と伝えました。
弥勒菩薩は、釈迦の教えの通りに人々を苦しみから救おうとし、現在も修行を続けているとても尊い存在です。仏教での悟りを開くためには、厳しい戒律を守り非常に難しい修行をしなければならないため、苦しみに耐え抜く強靭な忍耐力が必要となります。
その厳しい修行に耐え、52段ある悟りのうち、弥勒菩薩は現在51段目の悟りを開いています。悟りは上に行けば行くほど上がるのが難しくなるため、あと1段悟りを開くには56億7千万年もの間修行を続けなければならないのです。
未来の救世主とされる存在
弥勒菩薩はスピリチュアル的に、未来の救世主とされる存在です。弥勒菩薩が悟りを開く56億7千万年後に、悩みや苦しみから人々を救ってくれると信じられており、仏教界の救世主として崇められています。
悟りを開くまで56億年以上という途方もない時間がかかるのは、弥勒菩薩が修行をしている兜率天の時間の流れが、私たちがいる人間界よりも400倍遅いことに原因があります。
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占い師/ヒーラー/スピリチュアルセラピスト
生まれながらの直感と霊感で占いを通してお客様に必要なメッセージを届け、心を癒やしながら悩みを希望に変え、...
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占い師/ヒーラー/スピリチュアルセラピスト
生まれながらの直感と霊感で占いを通してお客様に必要なメッセージを届け、心を癒やしながら悩みを希望に変え、未来の幸せへと繋げていく「魔女の占い」で活動中。 精神科医療専門職として精神医学や心理学などを学び、心の病と向き合ってきた23年間の経験と、生まれながらのスピリチュアルな霊的経験から得たものを合わせた鑑定やカウンセリング、セラピーが人気。また、カラーセラピスト、パーソナルカラーアナリスト、エステティシャンとして、色や美の側面からも女性をサポートしている。