天河神社は怖い？呼ばれる人しか行けない？不思議体験談やスピリチュアル的ご利益も

天河神社が創建されたのは、飛鳥時代だとされています。古代民族信仰の発祥地とされる霊山大峯が役行者によって開山された後、最高峰弥山の鎮守のために神様を祀ったことから天河神社の歴史が始まりました。

天河神社で祀られているのは、市杵島姫命（いちきしまひめのみこと）です。水を司る神様である市杵島姫命は「弁財天」と称されることもあり、芸能や財運に素晴らしいご利益がありますよ。そのため天河神社は、多くの芸能人が訪れることでも有名です。

また天河神社がある場所は、ゼロ磁場となっています。ゼロ磁場とは、N極とS極の力が拮抗してお互いに打ち消し合い、磁場が発生しない特別な場所を意味します。ゼロ磁場では強力なエネルギーが生まれるので、天河神社がパワースポットとして知られているのです。

なぜなら天河神社に祀られている市杵島姫命が織姫星、八坂神社に祀れている牛頭天王が彦星であり、七夕伝説における二人であると考えられているからです。

天川村の天の川には天から落ちてきた羅牟陀石があり、二人は年に一度その石の上で再会すると言い伝えられています。天河神社では、今もなお毎年旧暦の7月7日に七夕祭が行われています。

スピリチュアルなパワースポットとして人気の天河神社ですが、一部では「怖い」という噂もあるようです。ここでは天河神社がなぜ怖いと言われるのか、その理由を解説します。

また天河神社に代々使える社家は、前鬼と後鬼の子孫であるとされています。一般的に「鬼」は怖いものであるというイメージが強いために、天河神社が怖いと言われてしまうのでしょう。

しかし古くから鬼は「素晴らしい宝を持っている」「物事を正しく見定める」ことから、神様として崇敬されてきました。現に一部地域には節分で「鬼は内」と唱えながら豆まきをする慣習もあります。

天河神社では毎年2月2日に鬼の宿と呼ばれる神迎え神事を執り行っていることからも、鬼が怖いものではなく神様として扱われていることが分かります。