お地蔵さんがある場所ごとに意味・種類が異なる?置き場所別に解説!
お地蔵さんがある場所ごとに意味が違うのを知っていましたか?この記事では、お地蔵さんがある場所ごとの意味を<寺院・道路脇・墓地>など場所別に解説します。お地蔵さんの種類別の意味や手を合わせてはいけない理由も解説するので参考にしてください。
目次
そもそもお地蔵さんとは?
日本では、様々な場所で目にすることのあるお地蔵さん。お寺などでお祀りされていることもあれば、田舎の道端や山などでひっそりと佇んでいることもあるので、目にしたことがある人も多いはずです。
しかし、お地蔵さんがその場所に置かれた理由や意味まで詳しく知っているという人は、意外に少ないのではないのでしょうか。どのような意味でそこにあるのかがわからなければ、手を合わせて良いのかどうかも迷ってしまいますよね。
この記事では、お地蔵さんの歴史や、お地蔵さんがある場所別の意味や、手を合わせてはいけない場合などを詳しく解説します。
仏教において民衆の苦しみを代わりに受ける「地蔵菩薩」のこと
お地蔵さんは、仏教の菩薩の一つ、地蔵菩薩(じぞうぼさつ)を意味しています。日本では地蔵菩薩を略して、お地蔵さんと呼ばれるようになりました。
お釈迦様の入滅後(死後)、この世の命あるもの全てを救うとされている弥勒(みろく)菩薩が出現するまでの間、現世で苦しむ人々を救う意味合いを込めて、お地蔵さんが各地で見守ってくれています。また、あの世にいった人を救う救済者としての意味もあります。
仏教の日本伝来後に土着信仰と融合して様々な意味を持つようになった
仏教は、日本では平安時代から爆発的な広がりを見せ、僧侶の形をした像がたくさん作られました。実は仏教自体は奈良時代から日本に入ってきてはいたのですが、なかなか民衆に広がることはありませんでした。
というのも、日本にはもともと、土着信仰(神道)がありました。その土地ごとに神様がおり、土地やそこに住む人々を守ってくれているという考え方です。しかし室町時代に入ると浄土教が広がり、地獄を恐れる風潮が大きくなっていきました。
そこでお地蔵さんには地獄の苦しみから救ってくれる意味があるということで、日本中で広く信仰されるようになったのです。そしてそれに伴い、もともとあった神道と仏教が融合し、神仏習合という考え方が広くとられるようになっていきました。
例えば道端で佇んでいるお地蔵さんは、その土地を守る道祖伸のような意味合いでそこにいるとされていますが、これはその土地を守る神道の考え方と混合している1つの例ですね。
北の隠れ魔女ゆうこ
道祖神とは、境界や交差点、道路などに悪霊や疫病などの悪いものが入らないように、魔除けのために祀られている存在です。お地蔵さんは墓地や道端にも立てられ、道祖神としての役割も果たしています。お地蔵さんには種類があり、手を合わせてもよいものと、手を合わせてはいけないものがあるので、こちらの記事も参考にしてくださいね。
お地蔵さんがある場所別の意味は?
お地蔵さんは、色々な場所に置かれています。実は場所によって、お地蔵さんの意味は全く違うのです。ここではお地蔵さんのいる場所別に、その意味を解説していきましょう。
寺院や神社:信仰の対象
寺院にあるお地蔵さんは神様のような意味を持ち、信仰の対象として設置されています。お参りにきた信者たちの願い事を聞いたり、苦しみを救う手助けをするという意味でそこに祀られているのです。多くの人は、一度はお寺にお参りに行ったことはあるのではないでしょうか。
特に家族の幸福や、病気の治癒を願う意味で、お地蔵さんにお参りに来る方が多いようです。
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占い師/ヒーラー/スピリチュアルセラピスト
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占い師/ヒーラー/スピリチュアルセラピスト
生まれながらの直感と霊感で占いを通してお客様に必要なメッセージを届け、心を癒やしながら悩みを希望に変え、未来の幸せへと繋げていく「魔女の占い」で活動中。 精神科医療専門職として精神医学や心理学などを学び、心の病と向き合ってきた23年間の経験と、生まれながらのスピリチュアルな霊的経験から得たものを合わせた鑑定やカウンセリング、セラピーが人気。また、カラーセラピスト、パーソナルカラーアナリスト、エステティシャンとして、色や美の側面からも女性をサポートしている。