四十九日までは電気はつけっぱなし?理由や正しい過ごし方・やってはいけない事も

四十九日までは電気をつけっぱなしにしないといけないのを知っていましたか? この記事では、四十九日までは電気をつけっぱなしにする理由や消してしまった場合について解説します。四十九日までの他の正しい過ごし方・やってはいけない事も解説するので参考にしてください。

目次

  1. 四十九日までは電気はつけっぱなしにする必要がある?
  2. 仏教では四十九日までろうそくの灯りを絶やしてはいけないと言われている
  3. 転じて現代では電気をたやしてはいけないと言われている
  4. 四十九日までに電気を消してしまったらどうなる?
  5. 宗派によっては電気をつけっぱなしにする必要がないところも
  6. 故人を偲ぶ気持ちが一番重要
  7. 四十九日までの正しい過ごし方・やってはいけない事は?
  8. 毎日お水・お線香をお供えする
  9. 祝い事や神社の参拝は避ける
  10. 引っ越しや新築も避けたほうがよい

四十九日までは電気はつけっぱなしにする必要がある?

一般的に四十九日までは電気はつけっぱなしにすべきといわれていますが、なぜかご存知でしょうか。ここでは四十九日まで電気をつけっぱなしするようにいわれる仏教にまつわるゆえんを紹介します。

仏教では四十九日までろうそくの灯りを絶やしてはいけないと言われている

仏教では、四十九日まではろうそくの灯りを絶やしてはいけないといわれています。

亡くなった人は極楽に行けるかどうかを七日ごとに裁かれて最後の四十九日目に最終決定を受けると言われています。ろうそくの灯りは、迷うことなく冥土(あの世)へ行けるように故人の足元を明るく照らすためのものです。

ろうそくの灯りで暗い冥土までの道を照らし、故人の魂の無事を祈るという考え方が、ろうそくの灯りをつけっぱなしにするよういわれるゆえんです。

転じて現代では電気をたやしてはいけないと言われている

現代においては、四十九日までろうそくの火ではなく電気をつけっぱなしにするべきという考え方が広く浸透しています。

火災の危険性やろうそくを交換する手間を鑑みて、ろうそくの代わりに電気の明かりを用いるようにもなったため「電気をたやしてはいけない」という言い方をするようになったという背景があります。

四十九日までに電気を消してしまったらどうなる?

もし四十九日までに電気を消してしまったらどうなるのでしょうか。故人のためといえど、電気はつけっぱなしにしていれば電気代も気になります。現代では、昔からの考え方と合わせて現実的な方法で故人を偲ぶようになってきているようです。

宗派によっては電気をつけっぱなしにする必要がないところも

電気をつけっぱなしにすることを求めない宗派もあります。亡くなったときには成仏していると考えられている浄土真宗では、電気をつけっぱなしにしなくてもよいと説いています。また、地域によっても考えが異なるのでわからないときは周囲に相談すると良いでしょう。

故人を偲ぶ気持ちが一番重要

先にも述べたとおり、ろうそくや電気をつけっぱなしにするか否かよりも、故人に対するお悔やみの気持ちを忘れないことが重要です。時代や遺族の生活スタイルに合ったやり方で喪に服し、故人を手厚く送り出すことが現代では一番大切と考えられます。

四十九日までの正しい過ごし方・やってはいけない事は?

四十九日までの正しい過ごし方ややってはいけない事には何があるのでしょうか。ろうそくや電気をつけっぱなしにする以外にも、おさえておきたいポイントはいくつかあります。この項目では、主な四十九日までの正しい喪の服し方や個人を偲ぶ方法をご紹介します。

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