四十九日までは電気はつけっぱなし?理由や正しい過ごし方・やってはいけない事も
四十九日までは電気をつけっぱなしにしないといけないのを知っていましたか? この記事では、四十九日までは電気をつけっぱなしにする理由や消してしまった場合について解説します。四十九日までの他の正しい過ごし方・やってはいけない事も解説するので参考にしてください。
目次
毎日お水・お線香をお供えする
四十九日法要までは、故人はこの世にとどまるといわれます。毎日お水とお線香をお供えしましょう。ろうそくや電気のあかり以外にも、お水の取り換えやお線香も欠かさないように気をつけます。故人が極楽浄土に導かれるよう毎日お水とお線香とともに手を合わせましょう。
祝い事や神社の参拝は避ける
忌中には祝い事や神社の参拝は控えます。年賀状の代わりに喪中を知らせるはがきを事前に出しましょう。結婚式の出席やお中元やお歳暮も避け、自宅の神棚には白い布をかけておきます。いずれも死の穢れを移さないという考えからくるものです。
引っ越しや新築も避けたほうがよい
仏教では四十九日までは故人の魂は自宅にとどまっているといわれます。そのため、最後まで故人とともにいたい場合には、引っ越しや家を新築することは可能な限り避けましょう。四十九日までは故人を偲び冥福を祈り喪に服すのが一般的です。
ただしちょうど3月から4月の時期であったりなど事情がありどうしても避けることができない場合はこの限りではありません。控えられるものは控えますが、現代では個々の事情も考慮すべきであり絶対に引っ越しや新築は避けるべきということはありません。
四十九日まで可能であれば電気はつけっぱなしにしよう
仏教の考えにのっとれば、四十九日までは電気のつけっぱなしが理想的ではあります。一般的にはろうそくや電気をつけっぱなしで供養する方法をとるようにいわれるためです。
ですが、事情があって電気のつけっぱなしが難しいときは、こだわる必要は決してありません。家族や親戚と相談してどうするのが良いかを状況に応じて判断しましょう。
現代では、喪に服す際にかつてほど厳格なしきたりはなくなってきています。仏教の思想は勿論、住んでいる地域の考え方・個々の事情に合わせた方法で昔からのやり方を尊重しながら四十九日を過ごしましょう。
一番重要なことは、故人が極楽浄土に行けるように気持ちを込めて供養することである点は忘れないでくださいね。