富士山本宮浅間大社のスピリチュアル的な歴史やご利益！不思議体験やお守りの種類も

1193年に行われた富士の巻狩りに参加した源頼朝は、武運や天下泰平を願って流鏑馬を奉納しました。これを機に始まった神事は、現在も「流鏑馬祭」として毎年5月に開催されています。

また関ヶ原の戦いで見事に勝利した徳川家康は、本殿・拝殿・桜門など数多くの社殿を建設して感謝の気持ちを示しました。また信仰心の篤い徳川家康は1606年に富士山頂の土地を寄進しており、現在も富士山の八合目以上は富士山本宮浅間大社の私有地です。

富士山麓に祀られた浅間大神の力で富士山の噴火が沈静すると、富士山本宮浅間大社は庶民から信仰を集めるようになりました。そして富士山頂はスピリチュアルな神域として、庶民から尊ばれるようになったのです。

平安時代には、都良香（みやこのよしか）の著書である「富士山記」に富士山頂の様子が詳細に書かれており、その頃には人々が畏敬の念からスピリチュアルなご利益を求めて富士登山していたことが分かります。

富士山本宮浅間大社を参拝すると、縁結びのご利益が得られます。これは、主祭神である木花之佐久夜毘売命がその美貌を見初められて瓊々杵尊に求婚された逸話が由来となっています。

富士山本宮浅間大社のスピリチュアルなご利益として、安産祈願が挙げられます。これは、瓊々杵尊と夫婦になった木花之佐久夜毘売命が無事に3人の皇子を出産した逸話によるものです。

富士山本宮浅間大社では、火難消除のご利益が得られます。これは、不貞を疑われたことが原因となって燃え盛る産屋で出産したにもかかわらず、木花之佐久夜毘売命の身が無事であったことに由来しています。