お地蔵さんには手を合わせてはいけない?理由や他のタブー・正しい拝み方も
お地蔵さんに手を合わせてはいけないという噂は本当なのでしょうか?の記事では、お地蔵さんに手を合わせてはいけない理由や、合わせても大丈夫なお地蔵さんを紹介します。お地蔵さんにまつわる他のタブーや正しい挨拶の仕方も紹介するので参考にしてください。
目次
- お地蔵さんとは?スピリチュアル的な意味は?
- お地蔵さんに手を合わせてはいけない?なぜ?
- 悪霊に取り憑かれるから
- 閻魔大王の化身とも考えられているから
- ただし手を合わせて大丈夫かどうかはお地蔵さんの場所・状態による
- 手を合わせてはいけないお地蔵さんとは?
- 道端にポツンといるお地蔵さん
- お墓の入り口にあるお地蔵さん
- 赤いよだれかけや頭巾をつけているお地蔵さん
- 管理が行き届いていないお地蔵さん
- 手を合わせても大丈夫なお地蔵さんとは?
- 神社・お寺のお地蔵さん
- 管理が行き届いているお地蔵さん
- お地蔵さんにまつわる他のタブーは?
- スマホで写真を撮ってはいけない
- お地蔵さんを拝むのもNG
- お地蔵さんの正しいお参り・挨拶の仕方は?
- 両手を合わせて真言を唱える
- お供物はお賽銭やお線香などが好ましい
- お地蔵さんがついている人の特徴は?
ただし手を合わせて大丈夫かどうかはお地蔵さんの場所・状態による
お地蔵さんには手を合わせてはいけない理由を紹介しましたが、手を合わせて大丈夫かどうかはお地蔵さんの場所・状態によります。
事故の多い交差点、道路脇、事件や災害の現場にひっそりとあるお地蔵さんは、亡くなった人の供養のために置かれている可能性が高いです。歴史的に戦や処刑場跡などに置かれている場合も、悪霊などが集まりやすいので手を合わせるのは避けた方がいいでしょう。
また、管理者が不明で放置されている地蔵さんにも手を合わせるのは避けてください。お地蔵さんは人々を救う尊い菩薩様なのですが、置かれている場所や状態により悪い霊を寄せつけてしまいます。手を合わせる側が適切に判断し敬意を持って接しましょう。
お地蔵さんがある場所の意味については、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
手を合わせてはいけないお地蔵さんとは?
手を合わせてはいけないお地蔵さんにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、手を合わせてはいけないお地蔵を具体的に紹介しますね。
道端にポツンといるお地蔵さん
道端にポツンといるのは手を合わせてはいけないお地蔵さんです。道端に置かれているお地蔵さんは、事故で亡くなった人や身元不明者への供養、亡くなった子供の魂を救うために置かれているのが多くなります。
特に、人が通らないような寂しい場所に放置されているお地蔵さんには手を合わせてはいけません。不浄な霊が溜まっている可能性が高くなるので注意しましょう。
お墓の入り口にあるお地蔵さん
お墓の入り口にあるのは手を合わせてはいけないお地蔵さんです。お墓の入り口に6体のお地蔵さんが置かれているのを見かける場合がありますが、六地蔵と呼ばれ冥界で苦しんでいる人を救うとされています。
六地蔵は道祖神の役割を担い、現生と冥界の境界線で亡くなった人が安らかに眠れるように魂を守っているのです。さらに、墓地内に外から悪霊が入り込まないように魔除けとしての機能も果たしているので、手を合わせてはいけないお地蔵さんになります。
ただし、お墓の中にあってきちんと管理され掃除が行き届いているお地蔵さんに手を合わせて支障はないでしょう。失礼にならないよう敬意をもってお参りしてください。
赤いよだれかけや頭巾をつけているお地蔵さん
赤いよだれかけや頭巾をつけているのは手を合わせてはいけないお地蔵さんです。お地蔵さんは「子供を守護する神様」といわれ、子供が健やかに成長するよう願掛けしたり、水子や幼くして亡くなった我が子を思い赤いよだれかけや頭巾をつけ奉納するようになりました。
よだれかけや頭巾に赤色が使われるのは、赤ちゃんや赤ん坊を連想させるとともに「清く正しい正直な色」といわれ、魔除けの力があるとされているからです。
また、赤色は煩悩を表す色ともいわれ、お地蔵さんにつけた赤いよだれかけや頭巾の色があせるにつれて、悩みや執着などを手放せるように願掛けをしているお地蔵さんもいます。