タロット【死神】相手の気持ちでの意味は？逆位置/正位置や状況別

正位置の場合
同僚の男性は、あなたとは男女の色恋を抜きにして、仕事と割り切った上で関わっていきたいという思いが強いようです。あなたが既婚であること、仕事上の付き合いがあること等、彼にとっては恋愛感情を持つことはリスクになりますよね。
彼はその点、しっかり計算ができるドライな感覚の持ち主なのでしょう。好意を持っていても、それに溺れるような彼ではありません。他意があるかどうかよりも、彼のそうした割り切り型の性質をしっかり受け止めておく事がポイントだと言えますね。彼とは仕事上だけ、割り切った関係性というところで留まっておくのが得策です。
また、彼は何事も白黒はっきりつけたいタイプなのでしょう。そうした感覚は、お仕事上では必要な場面も多いでしょうし、明確な判断力のある彼を、あなたが頼もしく感じることや、助けられたと感じることもあるでしょうね。
彼のそうした合理的な言動というのは、あなたが同じようにドライで、お仕事上だけ関わっていければ十分と考えられれば問題がないのですが、あなたの中で彼に惹かれているお気持ちなどがあるようですと注意が必要です。
「彼はドライな人、距離を縮めてきたように見えても、彼の中ではご自身の立ち位置や限界値を設定するような、計算高さがある人」という点をしっかり理解されておく必要があるでしょう。
彼に対してあなたの恋愛感情が強くなってしまった場合には、あなたがお仕事を変える、配属を変える、生活環境を変えるなど、いま置かれている環境を一新する必要が出てくるかもしれません。

逆位置の場合
彼はあなたに対して、お仕事上の関係性だと割り切ることができないモヤモヤ感を抱いているようです。つまり、女性として気になっていたり、仕事以外のタイミングでも会えたらな、というお気持ちで苦しんでいるのです。
そうした彼の精神的な切羽詰まった感じや、心の置き場のないやるせなさから、距離を詰めてきたように感じさせる言動へと繋がってしまったのでしょう。つまり、仕事上だけではない側面でのつながりを、彼が求めているという事を示しています。
あなたとしても、ご自身が既婚であるという点から、彼の存在は「単に職場の同僚である」というお気持ちが強いにも関わらず、どこかすっきりと吹っ切れない・男女の心を通わせる関係性を諦めきれないような心境なのではと思います。お互い、好意を抱いているのに、口に出せない、そんな生殺し状態がこの先続いてしまう暗示も出ているのが気がかりです。
仕事上では頼りになる彼ですが、このままですと、望まない方向へズルズルと引き摺り込まれてしまう危険性が示唆されています。加えて、一度男女の関係性となってしまわれると、腐れ縁になりやすいことも示されています。
ここはあなたが心を鬼にして、きちんと一線を引く、または思い切って、お仕事上のパートナーを入れ替える事も考えてみてください。

正位置の場合
気の合う方と長く良好なご関係を続けていく、ということは大切ですよね。確かにあなたは周囲の方にはとてもドライな印象を与えていらっしゃるようです。個人的なこと、心情的なことにはある程度のところで踏みとどまり、それ以上は踏み込まない、そんなところが、さっぱりしすぎているとか、人間味がないように受け取られることがあるのかもしれません。
しかしながら、あなたのこうした性質は、面倒だなと思う人間関係を刷新したり、益のない関係性なら手を切ったほうが楽、というあなたの判断力の賜物でもあります。
今、仲良くしてくださっている皆さんからは、「あなたが自分に友情的好意を持ってくれているのか、分かりづらい事もあるけれど、有益か無益かをきっぱり切り分けるようなところがあるから、言葉や表情よりも、どのように行動するか、その行動であなたのお気持ちを察していこう」と考えている方が多数です。
このように考えてみると、今交流のある皆様には、あなたのこれらの性質はしっかり理解していただいているという点、まずはご安心いただけたらと思います。
加えて、あなたが周囲の皆さんに対して、「自分は仲良くしたいと思う人以外は、関わらない主義なんだ」そのような明確なポリシーを言葉で伝えていただくとより良いでしょう。また、引っ越しや転職、卒業など、人生の転機を迎えられるタイミングをご友人が迎えられた時がチャンスです。ストレスを感じやすい時期、あなたが合理的なアドバイスをご友人に伝えてあげましょう。あなたの言葉の中に、深い親愛を感じてもらえるでしょう。

逆位置の場合
あなたは周囲の方々から、「何を考えているのか今ひとつはっきりしない」と思われているようです。しかし、友人として好意を寄せてくれているのかわからないながらも、ご一緒にいること自体、ご友人は楽しいと感じる事も多く、交友関係を切りたくないと思われています。何をするという訳ではなくても、つい一緒にダラダラ過ごす、それが快いと思える関係性なのかもしれません。
ただ、ご友人からすると、あなたは自分たちといて楽しいのかどうかわからない、あなたの意思や感情がわからず、一緒にいて楽しくないなら、合う頻度を落とすなどして関わりを少なくしたほうが良いのではないのか、とも思われているようです。あなたはご友人から、「面倒に思いながらも言い訳ができずに、誘われるまま時間を作っているように見えている」のでしょう。
友人としての好意を示すためには、これまでの関わり方を一新する必要がありそうです。これまで、あまり前もってスケジュールを立てずにざっくりとした予定で会うようにされていたのであれば、集合時間から1日の予定なども事前にしっかり下調べして楽しく過ごせるよう頑張ってみるのはいかがでしょう（その逆のパターンも考えられますね）。または、次回にお会いされた時に、あなたが髪型やファッションなどをイメージシェンジされて、お会いする場所もこれまでに行ったことのないような場所にされるのもいいですね。
そうした環境や状況を新たに刷新することで、あなたもご友人も、はっきりしない関係性がリニューアルされ、あなたの言動を改めて新鮮なものとして受け止めてもらえるはずです。これによって、今までご友人が感じられなかったあなたの長所やあなたの言動の真意に触れる機会が作られ、あなたの親愛の情が伝わるきっかけとなっていくでしょう。

正位置の場合
上司の方は、あなたとの関係性を大変ドライに考えているようです。お食事やご連絡など、接点は増えてこられたかもしれませんが、残念ながら、あなたを単に話しやすく、仲良く仕事のお話ができるお仲間という感覚で考えているところにとどまっているようです。上司の方にとっては、仕事上の部下と食事に行くということは、特に情が絡むようなものとは考えておらず、もっとドライに職場の潤滑油程度にしか考えていない可能性が高いでしょう。
現段階では、あなたを恋愛対象として認識しているとは言えませんし、上司の方からすると、あなたとも同僚の方とも、業務を円滑に行う上で、食事をしながらざっくばらんに話す時間を多く取ることで、仕事がやりやすくなるのでは、という思惑があるようです。
しかしながら、上司の方やあなたが異動や転勤、配置換えなどがあった際に、関係性を大きく変えることができるチャンスもあります。もし、今後あなたが上司の方と男女の関係性として距離を縮めたいと思われるようでしたら、年度末や年度初め、異動の時期など、会社全体や業務の体制の切り替わり時期に、今よりももっと踏み込んだ形でのアプローチを始めていくのが良いでしょう。突然の変化で生活がガラッと変わったことで、寂しさや葛藤、揺れる気持ちなどが出てきた際に、彼の心に入り込んでいくのです。
ただ、こうした周囲の環境の変化で、あなた自身のお気持ちにも変化が起きそうです。そのタイミングでは、この上司の方への思いは、すでに過去のものになっているかもしれません。

逆位置の場合
上司の方は、あなたへ単なる部下として以上の特別な感情をもっている可能性があります。しかしながら、仕事上の上司と部下、という関係性が邪魔をして、このまま勢いであなたとの関係性を進めていくことは難しいだろうと、身動きが取れないようなご心境でいらっしゃるようです。
上司の方からすれば、食事などで仲良く過ごしてくれるあなたに心を動かされてはいるものの、いざ個人的に関心をもっている、と迫って拒否されてしまっては仕事上でも気まずい、そこでこの楽しい雰囲気はきっと終わってしまうだろう…そんな悲観的な思考も見て取れます。
だからと言って、あなたとのこの関係性を切りたくはない、無くしたくない、だけどはっきりとあなたのお気持ちを聞いてしまった際に、もうお二人でお食事にも行けないような雰囲気になってしまったら怖い…明確な答えを出す行動ができないまま、悶々とされている様子が見て取れます。
別の同僚の方とお食事に行かれたのは、こうした彼のお気持ちから、時にはあなた以外の部下と食事をすることで、ご自身の中途半端な状況でオロオロしている自分自身から逃げたい気持ち、時には別の方と時間を過ごすことによって、上司の方が自分自身の気持ちを再確認したいと思われていたのでしょう。
ご質問の返答としては、現時点では彼はあなたに気持ちが向いています。ただ、思い切った行動に出られず、中途半端な状況が続いている、ということが指摘できるでしょう。彼と今後の方向性をはっきりさせたいと思われるなら、思い切ってあなたからアクションを起こしてみるのが良さそうです。