十一面観音のスピリチュアル性とは？ご利益・メッセージ・お祀りしている寺院も

長谷寺に祀られている十一面観音は、像高1018.0cmと国内の木彫り像のなかで最も大きいとされています。重要文化財に指定されており、その姿は圧巻です。国宝である本堂に祀られています。

法花寺に祀られている十一面観音は通常非公開で、拝顔できるのは春と秋に行われる特別開帳の期間です。それ以外の期間は、本尊の御分身像が開帳されています。光明皇后の姿を模したと伝わる十一面観音は、動きのあるポーズや珍しい光背が特徴的です。

民衆を苦しみから解放する観音菩薩のなかでも、十一面観音は千手観音と並び、とくに親しまれてきました。あらゆる方向を見守る十一面観音は、現世と来世で霊験を与えてくれます。

歴史ある仏像が数多く残されており、戦乱から人々が守ってきた背景から、十一面観音信仰の厚さとご利益がうかがえます。伝説の多く残る十一面観音を1度は参拝してみたいですね。